なぜ僕たちは「キュレーションメディア」に気持ち悪さを感じるのか
先日投稿した記事が、Facebookを中心に多くの反響を頂きましてとても嬉しいです。
この記事で、僕は何気なくキュレーションメディアについて以下のように定義しました。
キュレーションメディアとは、最近流行している「引用主体」のメディアサイトのことです。例えば、NEVERまとめとかですね。
で、今冷静に考えてみると「何か違うかも...?」と思いました。まあ、別にキュレーションメディアへの評価が上がった訳では決してありませんが。
そこで、今回は「キュレーション」がなぜこんなにも(自分の中で)嫌われてしまっているのかを考えてみようかと思います。
「キュレーションメディア」を定義する
キュレーションメディアについて改めて考えてみようと思います。そもそも、キュレーションメディアとは「キュレーション」と「メディア」がくっついたワードです。
ということで、「キュレーション」というワードについて考えてみました。
キュレーションとは
こういう時は、まずWikipediaで調べてみよう!ということで、Wikipediaで調べてみました。
デジタル・キュレーション(英: Digital curation)とは、デジタル資産を選択、保存、維持管理、組織化そしてアーカイブする一連の行為である。
なんだかよく分からないけど、数あるコンテンツを取捨選択してまとめる行為ってことでしょうか?そうすると、2chまとめサイトなんかもキュレーションメディアってこと?
次は、コトバンクで調べてみることにしました。
IT用語としては、インターネット上の情報を収集しまとめること。または収集した情報を分類し、つなぎ合わせて新しい価値を持たせて共有することを言う。キュレーションを行う人はキュレーターと呼ばれる。
Wikipediaと比べると、だいぶ噛み砕いて説明している感じですね。でも、この説明に違和感を覚えたのは僕だけでしょうか?
「キュレーションメディア」 と名乗るパクリサイトが気持ち悪い
恐らく、キュレーションの本来の意味は上記の通り「情報をつなぎ合わせて新しい価値を持たせ共有する」ことだったのかもしれません。
でも、キュレーションメディアが実際にやっていることは「情報をデザインする」ことでもなく「新しい価値を持たせ共有する」ことでもなく「盗用」「パクリ」ですよね。
そんなサイトが「キュレーション」メディアを名乗ることに気持ち悪さを感じるのは果たして僕だけなのでしょうか?
自らを正当化している感じが気持ち悪い
多分、これが全てなのかな、って気がします。
キュレーションメディアのコンセプトって、どうも「自分たちが情報をデザインしてあげてるんだ!」みたいな感じのが多くてね...。その情報を発信しているのは誰だよ!っていう。
キュレーションメディアを名乗る数多くのパクリサイトのせいで、まるで「キュレーション」自体が悪いもの、敵となるものになっている感じですよね。
時代はキュレーションメディアパクリサイトを求めている?
「半年で2,500万PV達成」「初月870万PV達成」
こういった言葉が当たり前に聞こえてくるこの現実。時代は、パクリサイトを求めているのでしょうか?
一方で、検索順位の低下も囁かれています。(というか、実際に下がっています)
Googleの求める検索エンジンの姿は「ユーザーが欲しい情報を届ける」というモノ。キュレーションメディアが、それに該当すると認められてしまったら僕たち個人ブロガーはどうすればいいのでしょうか?
まとめ
動きの激しい世界ですから、1年後何がどうなっているかは分かりません。でも、このままの状況が続くとしたら...考えるだけでも恐ろしいです...。